昨年から入札で契約していただいた施設のことです。1年程が経過すれば、点検にも余裕がでてくるので、点検内容にも幅がでてきます。建物を見てた時に古い壁付けの蛍光灯が目につき、これは使わなくなって結構年数たってるなと思い、一応PCBの確認をしてみました。

事業者様の方では、以前管理されていた会社から「PCB機器なし」との報告を受けられていたようですが、当社で改めて調査を行った結果、ナショナル製4台、三菱製1台の計5台の安定器が「高濃度PCB使用機器」であることが判明いたしました。 数か月前に、低濃度PCBの可能性がある製造年代の「低圧コンデンサ9台」が使用中であることを確認・報告していただけに、まさか高濃度PCB機器がそのまま残っていたとは大変驚きました。やはり調査不足だった点は否めません。
このように、保安管理会社が変わることで、点検結果や設備の状態把握に大きな差が出ることがあります。
設立2年目となる当社が現場で実感しているのは、何年も同じ保安管理者が担当し続けた結果として生じる「管理の形骸化」です。実際、必要な届出が提出されていなかったり、本来行われるべき保安管理がなされていなかったりするケースが一部に見受けられます。

なお、JESCOによる高濃度PCB廃棄物処理の登録受付(延長分)は令和7年10月15日で終了しているため、今後は法改正による新制度の開始を待つ形となります。事業者様から役所の担当課へ問い合わせていただいたところ、「専用保管容器に入れ、保管管理者を設置した上で、紛失しないよう厳重に保管すること」との指示を受けました。当社としても、今後の法改正の動向を注視しながら、適切にサポートを行ってまいります。