絶縁不良回路の修理のつもりが・・・

点検

今月はよくある絶縁不良の回路です。不良回路は電磁弁操作盤回路の絶縁不良で3年ほど前から不良判定をしていましたが、対応なしのまま今回に至ります。この間、漏電警報が動作して、この回路からの漏電があったりしましたが、30分程で収まっていました。修理依頼を推していましたが担当者はあまり気にならないようです。

そして、最近は監視装置の漏洩電流値ですが、Io値は高調波やノイズの影響もあり100mA程と高いのですが、Ior値が40mAを超えてきていたので心配の種になっていました。そして8月ついに50mAを超え通報が断続して入るようになったので、こちらで修理対応することになりました。

電磁弁を接続するプルボックスを開けてみると、水が溜まっていて電線が濡れています。この辺りが原因か!と思い、ウエスを突っ込んで水を拭きとり始めたところ、濡れた手袋が露出した金属部に当たると感電!対地電圧200Vなので結構痛いです。”(-“”-)”         電磁弁側は接地がないのでポンプの動作を気にしながらここからは操作盤の電源をおとして作業していきます。

乾燥させ、接続部を浮かしたまま絶縁測定すると。

全く治ってません!

しかし、なぜプルボックスに水が入ってるのか? 

ボックスの穴は2か所。左の穴は電磁弁のケーブル2本ですが穴の方が高い位置です。右側の配管接続は横に50cm行下へ曲りコンクリ―トへ埋設配管で電磁弁制御盤とつながってます。当然水は入ってません。上下に穴はなく奥はコンクリートに止めているビスがあるのみ。 ・・・・わかりませんでした。

漏電で次に考えられる有力候補は電磁弁本体です。確認をしたところが下の写真の通りで開けてビックリ、こいつが原因でした。

これは察するに配管と接続する、弁の回転軸のパッキンから水が上に少しづつ上がってきたとしか思えません。絶電測定の確認の為切りはなして単体の絶縁を測定します。元側は一気にいい状態になりました。0.018MΩはこの電磁弁と犯人を特定。

電磁弁の交換ですが、これは電気というより設備屋さんの仕事になるので、交換は設備屋さんへ依頼していただくことになりました。ただしそれは数日先になるので、私の方は漏電は抑えておきたいので、水分を飛ばし、電子機器用クリーナーで拭き、持ってきたスポットクーラーで乾燥させ、パッキンから水がもれ出てきたら外へ抜けるようにケーブルコネクタのキャップを緩めておきました。

試運転もしましたが、当然のことながら動作しません。この給水は2系統あり、いままで給水していたのはもう1方の動作での給水のようです。

絶縁抵抗値は1MΩ以上、監視装置のIor値は3mAまで下がったので漏電自体は解決しましたが、残念ながら設備の修理はできませんでしたが、あとは設備屋さんがこの電磁弁を交換するだけなので、今回はこれで終了です。